20260215 東淀川教会礼拝宣教要旨「狭き門は何処にありや」マタイ福音書7章13ー20節
2026年2月15日
Table of Contents
聖書箇所
「狭い門から入りなさい。滅びに至る門は大きく、その道も広い。そして、そこから入る者は多い。(13)
命に通じる門は狭く、その道も細い。そして、それを見いだす者は少ない。」(14)
偽預言者に注意しなさい。彼らは羊の衣を着てあなたがたのところに来るが、その内側は強欲な狼である。(15)
あなたがたは、その実で彼らを見分ける。茨からぶどうが、あざみからいちじくが採れるだろうか。(16)
すべて良い木は良い実を結び、悪い木は悪い実を結ぶ。(17)
良い木が悪い実を結ぶことはなく、また、悪い木が良い実を結ぶこともできない。(18)
良い実を結ばない木はみな、切り倒されて火に投げ込まれる。(19)
このように、あなたがたはその実で彼らを見分ける。」(20)
宣教要旨「狭き門は何処にありや」
共観福音書の「イエスの言葉」の中で、ほんとうのイエスが発した言葉である確率を探る研究があります。
イエスの、仲間たちの問いに応えたであろう「用意されているどの道・どの門を選ぶか迷ったら、どれかを選択しなければならないとしたら、「狭い門」をこそ入り口として選びなさい。そちらのほうが間違いはない。」は、いかにもイエスが直接発した言葉だと感じます。ちなみに、この国の現在、「狭き門」を選ぶのなら、米日軍事同盟(安保条約)破棄、核依存のエネルギー政策・軍備破棄だと思うのですが。
“寄らば大樹の蔭”、 大きな政党、宗教団体、任意団体(セクト)などに加入しているほうが、仲間・同類が多くて多数の中で安心感が得られる、という心理的効果は絶大です。が、全体が誤った方向に突き進んでも、みんなと同じだからと正邪を判断しにくい、自己責任を考えにくくなる。
主イエスの十字架後(反乱首謀者の処刑後)、イエスたちへの追従者摘発活動も収まり、福音書が書かれた60−90年頃、イエスをメシアとする初期キリスト教派が生まれ、教派・派閥(セクト)が生まれ始めていた。神殿を中心としたユダヤ教側にも、神殿に直接介入してくるローマ側への苛立ちと反乱の機運が高まっていた。その時に繰り返し思い出したのがイエスの“力で争ってはならない”、“人数で勢力(派閥)を大きくしてはならない”、“まず逃げる工夫をしなさい”などなどの「非戦・非暴力の姿勢」だったと思われます。イエスの十字架への道も、イエスの仲間だろうと疑われたときは“イエスなんて知らない”と逃げなさい、というイエスからあったであろう指示も、非戦・非暴力を貫き、イエスの神の国運動に共感した人々への「追従者狩り」を防ぐためでもあったと思われます。
イエスの行動やメッセージから非戦・非暴力の姿勢を受け取ったキリスト者は多かったと思います(十字軍のように戦いに立ち上がった人々もいたのですが)。
与えられている神さまからの恵みは、レアメタルではなく、商品としての食料でもなく、飛行機から落下傘で投下する食料ではなく、誰もが無条件で、ただで与えられている食べ物や飲み水を、どんなに貧しくてもただで採る、受け取ることができることを神が保証しており。神の恵み(良い実)を受け取ることを、だれも妨害してはならないこと。それが原点なのでしょう。
現代の情報操作による見えにくい暴力、或いは暴力の隠蔽の問題は深刻だと感じます。高市早苗新首相の発言で、“福島原発事故による死者はゼロ”には驚きました。人を死に至らしめるのも究極の暴力ですが、国の政策により死に至った者の死を認めないのも許しがたい暴力でしょう。元安倍首相の“アンダーコントロール”と同じお気楽発言。事故による死者は関連死含め4166名。子どもたちへの甲状腺癌スクリーニングでは14年間に350名の癌が見つかっている。が、衆議院解散選挙で18~30歳の90%以上が高市内閣支持とのこと。「大丈夫!ダイジョーブ!みんなガンになる時代なんだから放射能もガンもコワくないよ」って言ってくれるリーダーがありがたいのでしょうか。どうかこの国のリーダーたちが強い国・日本、日本人のプライドを求め暴走することが無きよう祈りたい。