20260329 東淀川教会礼拝・宣教要旨「反逆の先頭に」マルコ福音書10章32−34節
マルコによる福音書10章 32~34節
さて、一行はエルサレムへ上る途上にあった。
イエスが先頭に立って行かれるので、弟子たちは
驚き、従う者たちは恐れた。
イエスは再び十二人を呼び寄せて、自分の身に
起ころうとしていることを話し始められた。(32)
「今、私たちはエルサレムへ上って行く。人の
子は、祭司長たちや律法学者たちに
引き渡される。彼らは死刑を宣告して、
異邦人に引き渡す。(33)
異邦人は人の子を嘲り、唾をかけ、鞭打ち、
殺す。そして、人の子は三日後に復活する。」(34)
宣教要旨 「反逆の先頭に」
悪魔(サタン)の首魁(リーダー)と揶揄され非難され攻撃されてきたイエスが、最後の場・エルサレム神殿に向けて歩み出た。攻撃側のお望みどおり、首魁らしく行列の先頭に立って。狂喜乱舞し追従する人々…。小さなロバに乗って進むイエス(マルコ福音書11章)。これはイザヤが預言した“神の計画”であることをイエスは仲間たちに語り続けましたが、仲間は理解を拒否しています。最後にイエスは群の先頭に立ちましたが、神は誰にも理解されない孤高の世界をイエスに負わせた(イエスはこれを引き受けた)と思います。
体は近くても心は遠のく。現代は情報や言葉やデータやおしゃvべりや写真はいっぱいあるのに、理解しない、交わらない「こころ」たちがあります。心理学では「乖離」といいます。
沖縄辺野古米軍基地建設に反対し抗議活動を続けてきた金井創牧師と、同志社国際高校の学生一人が船の転覆事故で亡くなった事件。詳しい状況はまだわかりませんが、おそらく金井牧師は、転覆した船に閉じ込められた女子学生を救出すべく最後まで努力していたと想像します。
同志社国際高校の、沖縄への平和学習の旅は20年続けられてきたとのこと。報道の大半が、学生の一人を死なせた責任を、沖縄の現実を直接学んでほしいと招いた基地反対運動オール沖縄側の責任と、送り出した同志社国際高校の責任を追求するものでした。
今回の事故で、辺野古基地反対運動を担っている人々の肉声や、金井牧師(船長)の活動や、これまで招かれ沖縄の現実を学んだ学生たちの声などを紹介する報道などはほとんど見当たらなかった。まさに「乖離」が作り出されている、と感じます。
イースターに向けて「主イエスよ、来たりませ」とご一緒に祈りたい。