20250713 東淀川教会礼拝宣教要旨「AI時代の共感とは」マタイ福音書11章15−19節

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Table of Contents

本日の聖書箇所
マタイによる福音書11章 15〜19節

耳のある者は聞きなさい。(15)

今の時代は何にたとえたらよいか。広場に座って、ほかの者たちに呼びかけ、こう言っている子どもたちに似ている。(16)

『笛を吹いたのに/踊ってくれなかった。/弔いの歌を歌ったのに/悲しんでくれなかった。』(17)

ヨハネが来て、食べも飲みもしないと、『あれは悪霊に取りつかれている』と言い、(18)

人の子が来て、食べたり飲んだりすると、『見ろ、大食漢で大酒飲みだ。徴税人や罪人の仲間だ』と言う。しかし、知恵の正しさは、その働きが証明する。」(19)

宣教要旨「AI時代の共感とは」

 イエスの時代に、こどもたちに唄われていたわらべ歌を取り上げて、人間の「共感」についてイエスが語っていると思われます。
「笛に合わせて一緒にみんなが知っている歌を唄ったり踊ったりする」ことで他の人の心に出会って喜びを共感できたり、生かされている喜びを実感したりする。
「知っているみんなの中の誰かが死んだら一緒に悲しみお葬式に参加する」ことでいのちの危うさを知り、共同体におけるひとり一人のかけがえの無さを実感できたりする。
 そんな喜びや悲しみの分かち合い、「共感」の仕方を大人たち、神殿中心の社会は見失ってしまっている、とイエスは批判しています。

孤立している現代の子どもの心。「共感」を阻むものは何なのでしょうか。

「共感」が形成されにくい「家庭」の問題。病気や生活苦など。離婚や時間給の安さ、ストレスなど。
大人のストレスが最も弱い立場の乳幼児に対する苛立ちとして現れてしまうことなど。

児相通告相談件数 2010年5万6千件 2020年20万件 
警察から児相への通告2020年12万件 児童虐待で親が検挙された数 2024年 2650件
某少年院61名中 暴力系80% 非暴力系55%

虐待サバイバーの呟き
※動物本能(相対的に強くなければ生き残れない….)(ナメラレタラあかん)(暴力的な強さ、攻撃力を身に付ける)

1997年2月神戸少年A 動物解体複数児童殺害解体 本人の著書「絶歌」で性的なサディズムを告白している。

2003年長崎中学一年男子12歳成績はトップクラス.七階建て立体駐車場の上から幼児を突き落とし。幸せなはずなのにわがままをいう幼児に対する嫉妬と怒り。

2004/06/10. 小6 女児 pcにのめり込み 給食に漂白剤混入。 
動物解剖 ネットバトルゲーム→ 同級生殺害 (分解・解体していのちの正体を知りたかった)
2008年秋葉原通り魔殺人事件 加藤智大25歳 7人死亡 10人重軽傷 ネットの世界を失ったことにより、この現実世界と差し違えて死のうとした。



厚生労働省と警察庁は2024年の自殺者数の確定値を発表。
小中高生は前年より16人多い529人で、統計のある1980年以降、過去最多となった。
男女別では、女子が初めて男子を上回り、女子中高生で計38人増えた。

幼児期から家族や隣人たちと食べ物を分かち合う場や、隣人の憤怒や悲しみや喜びが響く場、歌や楽器や祭の音が聞こえる場をより体験できた子どもは幸いだと思われる。

失われた「共感」を取り戻す道を主に求めたい。

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