東淀川教会20180204礼拝 ミカ7:11-14 ヨハネ4:4-9 主題「人間のつくる城壁」司式:金田恆孝
礼拝worship
前奏prelude~招詞invitation~讃美hymn~主の祈りLord’s Prayer~使徒信条Apostles Creed ~交唱alternately Pray~Bible~讃美hymn~Message~讃美hymn~
聖餐式Holy communion~Thanks hymn~献金 donation~頌栄doxology~祝祷Benediction
2月の聖句(招詞)
御言葉はあなたのごく近くにあり、あなたの口と心にあるのだから、それを行うことができる。申命30:14
the word is very nigh unto thee, in thy mouth, and in thy heart, that thou may do it.
ミカ書7章11-14節
あなたの城壁を築く日が来る。その日には国境が遠く広がる。その日にはアッスリヤからエジプトま
で、エジプトからユフラテ川まで、海から海まで、山から山まで、人々はあなたに来る。
しかしかの地はその住民のゆえに、そのおこないの実によって荒れはてる。
どうか、あなたのつえをもってあなたの民、すなわち園の中の林にひとりおるあなたの嗣業の羊を牧
し、いにしえの日のようにバシャンとギレアデで、彼らを養ってください。
あなたがエジプトの国を出た時のように、わたしはもろもろの不思議な事を彼らに示す。
ヨハネ福音書4:4-9節
新約聖書 ヨハネ福音書4:6-9
そこにヤコブの井戸があった。イエスは旅の疲れを覚えて、そのまま、この井戸のそばにすわってお
られた。時は昼の十二時ごろであった。
ひとりのサマリヤの女が水をくみにきたので、イエスはこの女に、「水を飲ませて下さい」と言われ
た。弟子たちは食物を買いに町に行っていたのである。
すると、サマリヤの女はイエスに言った、「あなたはユダヤ人でありながら、どうしてサマリヤの女
のわたしに、飲ませてくれとおっしゃるのですか」。これは、ユダヤ人はサマリヤ人と交際していな
かったからである。
宣教要旨(人間のつくる城壁)
四面楚歌、敵に囲まれて攻められ、エルサレムのどこにも希望を見いだすことはできない、滅びる
しかないと思われる状況の中で預言者ミカは一つのビジョンを見る。
あなたの城壁を築く日が来る。その日には国境が遠く広がる。 その日にはアッスリヤからエ
ジプトまで、エジプトからユフラテ川まで、海から海まで、山から山まで、人々はあなたに来る。
7:11
争いの絶えなかったパレスチナ一帯だが、人々が北から南から、西の果てから東の端まで、人々が
主の元に集まってくる。その人々の長い長い列が城壁となる。それまでに王たちが定めた国境は消え
たり、どんどん遠くに広がっていく…国の争いも民族の争いも消え失せていく。主なる神が不思議な
わざをなされる…そのようなビジョンだったと思われる。
ミカの見たビジョンは今日も実現してはいない。がこの人間の長い「列」が既成の城壁のかわりに
人々を守るものとなり、人と人とを分け隔てる国境を消していくものとなるならば、この長い行列は
、まさに今日でいう「デモ」である。永続的なデモであろう。
イエスがサマリアの女のもとにきて、「水を飲ませてほしい」と懇願する。異邦人のやもめに養わ
れたエリアのことが思い出される。 やもめやカラスに養われる預言者が、神の御心を表していた。
イエスがサマリアの女に養われることを願う。弟子たちから見れば、人間たちが作り出した力の上下
関係、敵対心、排除、などの人間関係の構造がひっくり返り始めていることをイエスを通して感じて
いることとなる。 今日ではそれは「革命」と呼ばれる。
どんなに絶望的な悲惨な状況であろうと、混沌が支配する現実であろうと、究極の理想の状況を思
い描いて主に祈ることは放棄したくはない。「主よ。来たりませ!」
○先週の出来事
十四人の委員が11回も事前にチェックした京大入試試験で出題ミスが見つかったとのこと。完璧な誤
謬なき設問を作ろうとすること自体が傲慢であり、「知」を計ることはクイズ番組とは異なる。大学
のあり方そのものが根本から変わらなければならないのは自明であろう。