20180527東淀川教会 礼拝 Genesis創世記4:9-12 MK4:21-22 主題「ともしびの主イエス」 宣教:金田恆孝
5月の聖句信仰とは、望んでいる事柄を確信し、見えない事実を確認することです。
ヘブル11:1Now faith is assurance of things hoped for, a conviction of things not seen.
宣教題「ともしびの主イエス」candle flame旧約聖書 創世記Genesis4:9-12And Jehovah said unto Cain, Where is Abel thy brother? And he said, I know not: am I my brother’s keeper?And now cursed art thou from the ground, which hath opened its mouth to receive thy brother’s blood from thy hand; when thou tillest the ground, it shall not henceforth yield unto thee its strength; a fugitive and a wanderer shalt thou be in the earth.
主はカインに言われた、「弟アベルは、どこにいますか」。カインは答えた、「知りません。わたしが弟の番人でしょうか」。主は言われた、「あなたは何をしたのです。あなたの弟の血の声が土の中からわたしに叫んでいます。今あなたはのろわれてこの土地を離れなければなりません。この土地が口をあけて、あなたの手から弟の血を受けたからです。あなたが土地を耕しても、土地は、もはやあなたのために実を結びません。あなたは地上の放浪者となるでしょう」。
新約聖書 マルコ福音書Mark 4:21-22And he said unto them, Is the lamp brought to be put under the bushel, or under the bed, and not to be put on the stand? For there is nothing hid, save that it should be manifested; neither was anything made secret, but that it should come to light.
また彼らに言われた、「ますの下や寝台の下に置くために、あかりを持ってくることがあろうか。燭台の上に置くためではないか。なんでも、隠されているもので、現れないものはなく、秘密にされているもので、明るみに出ないものはない。宣教題「ともしびとしてのイエス」ナザレのイエスと呼ばれた男の活動は、ユダヤ教各派からも神殿政治からも王からも危険人物として警戒されていたことは間違いない。そのもとに集った人々、弟子達からイエスに対し、敵対する人々からの攻撃を避けるため、危険の度合いを減らすため、更に、一緒にいる人々のグループを守るための提言はかなりなされていたはずである。そのために、イエスの行動・言葉を激しく諫めた弟子もいた。「地の塩、世の光」として、イエスに従っている人々に向かって語られたイエスの言葉として、或いはイエスに従う者たちのアイデンティティ・プライドを確かめる言葉として、まとめて語られることが多い箇所だが、やはり、マルコ福音書が伝える如く、いつでも消えそうな、でも隠れることのできない「ともしび」の寓話は、危険から隠れて活動しようとする弟子達に向けられたイエス自身の言葉として理解するのがもっとも自然だと思われる。自らの信念によってではなく、ただ神のことばによってのみ用いられることにのみ専念していたイエスにとって、いつ吹き消されるかわからない「ろうそくの灯」のような存在であれ、隠れること、逃げ続けることはありえなかったに違いない。「風前のともしび」であればこそ、闇の中で輝かさなければならなかった。「神の前でなにものも隠れることはできない」という確信は、創世記での最初の殺人、兄カインが弟アベルをこっそり殺した事件でも宣言されている。弟の殺害を隠そうとするカインに対し、「アベルの血を受け取った大地が兄カインの罪を証言している」という主のことばにそれは如実にあらわされている。イエスがご自身とその働きを「風前のともしび」に譬えられたことは、「弱さ」しか誇るものがない私たちを強めてくださるイエスの生きた「ことば」となるから不思議である。
○先週の出来事責任は私にある、と言いながら「私は悪事を指示していない」、選手がかってに忖度しただけ、と無罪を主張する日大アメフトの主将も、私は指示していない、役人が勝手に忖度しただけと言い続けるどこかの国の首相もまったく同じ「漫画」にしか見えない。