191229 宣教要旨 イザヤ7:14 8:9-10 ルカ24:13-32 ヨハネ12:23 題「滅びと再創造」

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191229 宣教要旨 イザヤ7:14 8:9-10 ルカ24:13-32 ヨハネ12:23 題「滅びと再創造」宣教 金田恆孝

イザヤ書7章14節 8章9-10節
7:14
それゆえ、主はみずから一つのしるしをあなたがたに与えられる。見よ、おとめがみごもって男の子を産む。その名はインマヌエルととなえられる。

8:9もろもろの民よ、打ち破られて、驚きあわてよ。遠き国々のものよ、耳を傾けよ。腰に帯して、驚きあわてよ。腰に帯して、驚きあわてよ。

10 ともに計れ、しかし、成らない。言葉を出せ、しかし、行われない。神がわれわれと共におられるからである。

ルカによる福音書24
24:13この日、ふたりの弟子が、エルサレムから七マイルばかり離れたエマオという村へ行きながら、
24:14このいっさいの出来事について互に語り合っていた。
24:15語り合い論じ合っていると、イエスご自身が近づいてきて、彼らと一緒に歩いて行かれた。
24:16しかし、彼らの目がさえぎられて、イエスを認めることができなかった。
24:26キリストは必ず、これらの苦難を受けて、その栄光に入るはずではなかったのか」。
24:27こう言って、モーセやすべての預言者からはじめて、聖書全体にわたり、ご自身についてしるしてある事どもを、説きあかされた。
24:28それから、彼らは行こうとしていた村に近づいたが、イエスがなお先へ進み行かれる様子であった。
24:29そこで、しいて引き止めて言った、「わたしたちと一緒にお泊まり下さい。もう夕暮になっており、日もはや傾いています」。イエスは、彼らと共に泊まるために、家にはいられた。
24:30一緒に食卓につかれたとき、パンを取り、祝福してさき、彼らに渡しておられるうちに、
24:31彼らの目が開けて、それがイエスであることがわかった。すると、み姿が見えなくなった。
24:32彼らは互に言った、「道々お話しになったとき、また聖書を説き明してくださったとき、お互の心が内に燃えたではないか」。
ヨハネ福音書12:23-34
12:23イエス答へて言ひ給ふ『人の子の榮光を受くべき時きたれり。12:24誠にまことに汝らに告ぐ、一粒の麦、地に落ちて死なずば、唯一つにて在らん、もし死なば、多くの果を結ぶべし。

聖書に聴く 「滅びと再創造」

 クリスマスは元来冬至の祭。太陽が空に留まる時間が最も少ない、一年のサイクルが終わる時を境に、新たな生命活動、春に向かう再生を願う祭。これがクリスマス、新年を告げる祭と重なった。

 イスラエル(神とともに歩む民、ヤコブの代名詞)の民が戦争や収奪などにより滅びかけたとき、これを産みの苦しみの時として預言者たちから「メシア」預言がなされた。「見よ、おとめがみごもって男の子を産む。その名はインマヌエル(神、しんがりの民とともにあり)と唱えられる」と。

 イエスの十字架・処刑死ののち、希望を見失ったイエスの仲間たちにイエス復活の証言と、“ガリラヤで会おう”のメッセージが届いた。

 エルサレルを出てガリラヤへの途上、エマオであらわれた人はイエスとはまったく異なり、仲間は気付かなかったが、彼の解き明かし、パンと葡萄汁の分かち合いで気付き、何よりも、彼ら自身の「心が燃えた」ことでイエスの再臨を実感した、とあります。

「ガリラヤで会おう」とは、この世の時間や、この世の者・肉体を超越した“永遠”のなかで、イエスとの出会いと旅がこれからも始まり続く、ということでしょう。
「一粒の麦死なば、多くの果をむすぶべし」滅びと再創造の摂理をみごとにあらわした言葉。

 キリスト者とは、イエスの肉体を食し、イエスや、世のしんがりに立つ神とともに歩んだ殉教者、死者たちの声とともに歩む者でもある。

2020年。いかなる滅びが待ち受けようと、主なる神のわざを仰ぎ続けたい。


先週の出来事・気になるニュースなど

IR法案とはimmoral(不道徳) resort(行楽) の略だとか。簡単に言えば「博打・ギャンブル解禁行楽法」であろう。「統合型リゾート」などというのはまやかしのきれい事表現である。そのカジノを含む統合型リゾート(IR)事業を巡る汚職事件で、収賄容疑で逮捕された衆院議員の秋元司容疑者の事件。米国カジノを真似た「あぶく銭」を狙う裏の世界。政治や税金を委託されている公務員・政治家が博打を仕事として行うこと自体が矛盾。裏の金を動かすことであり、裏の利権が絡み、公明正大な仕事ではありえない。元来は民営でしかありえない競馬、競艇、競輪などを公営として続けてきた戦後の「負の遺産」はまだ続いているのだろう。

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