20221120 宣教要旨 マタイ23:23-24 出エジプト記8:12-13 レビ記11:4 ブヨとラクダ

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降誕前第5主日礼拝 収穫感謝日 
本日の聖書箇所

出エジプト記8章 12-13節
主はモーセに言われた。「アロンに言いなさい。杖を差し伸べて地の塵を打て。そうすれば、それはエジプト全土でぶよになる。」二人はそのように行った。アロンは杖を持って手を伸ばし、地の塵を打つと、人や家畜につくぶよとなり、地の塵はすべて、エジプト全土でぶよとなった。

詩編105編 31節
主が命じられると あぶやぶよが国中に襲来した。

レビ記11章 4節
ただし、反芻するだけか、あるいはひづめが割れているだけのものは食べてはならない。らくだ、これは反芻するが、ひづめが割れていないので、あなたがたには汚れたものである。

マタイによる福音書23章 23節
律法学者たちとファリサイ派の人々、あなたがた偽善者に災いあれ。あなたがたは、ミント、ディル、クミンの十分の一は献げるが、律法の中で最も重要な公正、慈悲、誠実をないがしろにしている。これこそ行うべきことである。もっとも、十分の一の献げ物もないがしろにはできないが。

マタイによる福音書23章 24節
ものの見えない案内人たち、あなたがたは、ぶよは漉して除くが、らくだは吞み込んでいる。

宣教の要旨「ぶよとラクダの笑い話」

 コロナウィルスが更に変異して、第何波かわかりませんが、広がろうとしている、ぶよの異常繁殖で苦しめられた時代もありましたが、まさにぶよのようなウィルスに悩まされている現代の只中に語られたイエスの言葉として聞きたいと思うのです。

このぶよとラクダの話。マタイ福音書では神殿入場後、攻撃してくる相手たち(長老たたち、祭司長や律法学者やファリサイ派やサドカイ派)を前にした、全面対決のごとき、激しい緊張の中で語った話になっていますが、この対決姿勢は、初期キリスト教団に由来するものであり、実際はむしろ、仲間たちや大勢の人たちと一緒に食べたり飲んだりしながら、楽しくユーモアを交えて話したことだと思うのです。

「お偉いさんたちは私たちに向かってケガレから離れよ、いつも清潔を保て、ケガレたら清めの捧げ物をしろとか指示するよね。手や体をいつもきれいに洗って清潔を保て、だけやったら、神経質な指示やな、くらいで済むんだったらいい。それじゃ済まないから大変なんだ。支持する彼らは、雇人たちに洗濯とか散髪とか風呂の用意をさせて清潔を保っているだけでなく、そうしない人や病気の人を捕まえて“お前は汚れている”“汚れが好きなサタンに取り憑かれている““病気なのは取りついている汚れやサタンのせいで、それを清めるには神殿に傷のない牛を一頭治めなければならない”などと強要してくる。しかも、納められた償いの牛を売り飛ばして得たお金を、賄賂としてヘロデ王側に渡したり、ローマのユダヤ州総督の手下に渡したりしている。神に従っている、全て神に捧げていると言いながら、支配者たちに尻尾ふって従っているんだよね。 ケガレから遠ざかる、小さなぶよを汚いと言いながら、絶対食べてはいけないと言い伝えられているラクダ、それも、ローマとヘロデというふたこぶラクダを実は飲み込んでいるんだよ。おかしいだろ!」
そんな砕けた話を普段からよくしていたと思われます。


 大きなラクダを飲み込んでいる指導者の姿は、統一協会問題で自民党議員と統一協会の関係が取り沙汰されていますが、その議員たちの姿ととても重なって見えます。

 選挙応援などのメリットがあって付き合ってきただけではなく、もっと古くから、闇の世界が築かれていて、政治工作や根回しにはつきものの賄賂工作、便宜を図るなどの闇の貸し借り、更には、表に出せないお金を、宗教法人を通じて足のつかないお金に変えてしまうマネーロンダリング技術に長けた統一協会との関係を続け、お世話になってきたため、解散命令を出すとか、今後一切関わらないできれいな手ときれいな体を取り戻す、などという、過去のケガレをなかったことにすることはなかなかできないはずです。 

 今現在も活動していますが、「国際ハイウェイ財団」(日韓トンネル構想)のキーワードでお調べください。元々は統一協会の文鮮明が日本から自分のところに金を運ばせるために考えた構想でした。佐賀県唐津市~釜山へ (実現不可の絵に描いた餅)  これが2004年NPO法人取得し、2008年日韓海底トンネル推進議員連盟発足(山崎拓•麻生太郎)となった。この問題は今後明らかにされていくと思われますが、まさに“統一協会というラクダをすでに飲み込んでいる政治指導者たちの姿” は、現代社会の病理なのだと感じるのです。

先週の出来事

ウクライナの、破壊された瓦礫に描かれたバンクシーの絵という。
小さな少年が、大きな柔道着の男を投げ飛ばしているのは柔道大好きなプーチンが小さなウクライナの少年に投げ飛ばされている図と解釈できますが、この柔道着は、北朝鮮からのミサイルや台湾問題などで緊張が高まり、軍備拡張を図っている好戦的な日本を暗示しているのかも、と思ってしまう。

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