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旧約聖書エゼキエルEzekiel12:13-16
わたしはわたしの網を彼の上に打ちかける。彼はわたしのわなにかかる。わたしは彼をカルデヤびとの地のバビロンに引いて行く。しかし彼はそれを見ないで、そこで死ぬであろう。
またすべて彼の周囲にいて彼を助ける者および彼の軍隊を、わたしは四方に散らし、つるぎを抜いてそのあとを追う。
わたしが彼らを諸国民の中に散らし、国々にまき散らすとき、彼らはわたしが主であることを知る。
ただし、わたしは彼らのうちに、わずかの者を残して、つるぎと、ききんと、疫病を免れさせ、彼らがおこなったもろもろの憎むべきことを、彼らが行く国びとの中に告白させよう。そして彼らはわたしが主であることを知るようになる」。

新約聖書 ルカLuke福音書12:34-37
For where your treasure is, there will your heart be also. Let your loins be girded about, and your lamps burning; and be ye yourselves like unto men looking for their lord, when he shall return from the marriage feast; that, when he cometh and knocketh, they may straightway open unto him. and be ye yourselves like unto men looking for their lord, when he shall return from the marriage feast; that, when he cometh and knocketh, they may straightway open unto him.
あなたがたの宝のある所には、心もあるからである。
腰に帯をしめ、あかりをともしていなさい。
主人が婚宴から帰ってきて戸をたたくとき、すぐあけてあげようと待っている人のようにしていなさい。
主人が帰ってきたとき、目を覚しているのを見られる僕たちは、さいわいである。よく言っておく。主人が帯をしめて僕たちを食卓につかせ、進み寄って給仕をしてくれるであろう。

宣教題「闇を直視するちからを」
1992年、正統派ユダヤ教徒グループ「ナトレイ・カルタ」は、次のような声明文を発表している。「敵であるシオニストと私たちの戦いは、妥協の余地のない、まさに “神学戦争”なのである」「ユダヤ人たちが全世界に追放されたのは、神の意志によるのであって、彼らが神の律法を守らなかったためである。あらゆる苦難をへて、メシア(救世主)が到来するまでそれは続く。メシア到来によってのみそれが終わるのである。それゆえに、シオニストあるいはその関係機関が神を無視して世界中からユダヤ人たちに帰ってくるように強要するのは、ユダヤ人たちをいよいよ危険に陥れる“不敬の罪”を犯していることになる」「もしシオニストが神を無視し続けるならば事は重大である。ここ、すなわちイスラエルは地上で最も危険な場所となろう。」現代のイスラエルはすでに地上で最も危険な場所となっている。

およそ2600年前にワープしてみる。
文明の始まりは境界(ボーダー)に区切られた土地の登記と排他を基本とする国家の始まり。イスラエルもまた国家を強化することによって光り輝くイスラエルであろうとした。それは神によってのみ導かれる「イスラエル」とは相容れないものであり、主を見誤ったイスラエルを神は散らし、何が主であるかを民たちに知らせたとエゼキエルは伝える。

再び2600年後の現代に戻る。
パレスチナの人々との共存を探ることなく諸国の国策を利用して軍事国家を樹立した現代イスラエルはこれからどのような「バビロン捕囚」「離散」に向かうのだろうか。それは避けられないこと。

時代の暗闇を直視しなければならない。意識と思考を停止し、なりゆき、運命に身を委ねて流され続ける生き方もある。「その時」はいつかわからない。どのような生き方を強いられていようと、「眼を醒ましていなさい」「主の御手のわざを迎えるための灯りを点し続けよ」との主イエスの声が聞こえてくる。

○先週の出来事
新幹線3人殺傷事件小島一朗容疑者。写真は大人になることを拒否した少年、という顔。だれでもよかった、と犯行。「世界の中に居場所を求め続けることに絶望した少年は放浪の末、この世と自分に落とし前をつけるため、長野県「岡谷駅」から引き返す燃料のない特攻隊のように出陣した…そんなふうに感じる。この少年の直面していた絶望と「特攻」行動にわたしたちはどう向き合うべきかが問われている。

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