東淀川教会20180930 礼拝 出エ21:1-2 マタイ5:38-41 宣教「敵味方を超える」

Pocket

このエントリーをはてなブックマークに追加

旧約聖書 出エジプト記21章1-2節
21-1 Now these are the ordinances which thou shalt set before them.
21-2 If thou buy a Hebrew servant, six years he shall serve: and in the seventh he shall go out free for nothing.
21-23 But if any harm follow, then thou shalt give life for life,
21-24 eye for eye, tooth for tooth, hand for hand, foot for foot,
21-25 burning for burning, wound for wound, stripe for stripe.
21-27 And if he smite out his man-servant’s tooth, or his maid-servant’s tooth, he shall let him go free for his tooth’s sake.

これはあなたが彼らの前に示すべきおきてである。
あなたがヘブルびとである奴隷を買う時は、六年のあいだ仕えさせ、七年目には無償で自由の身として去らせなければならない。
しかし、ほかの害がある時は、命には命、目には目、歯には歯、手には手、足には足、焼き傷には焼き傷、傷には傷、打ち傷には打ち傷を
もって償わなければならない。
また、もしその男奴隷の一本の歯、またはその女奴隷の一本の歯を撃ち落すならば、その歯のためにこれを自由の身として去らせなければならない。

新約聖書 Matthew マタイ福音書5章38-41節
5-38 Ye have heard that it was said, An eye for an eye, and a tooth for a tooth:
5-39 but I say unto you, resist not him that is evil: but whosoever smiteth thee on thy right cheek,
turn to him the other also.
5-40 And if any man would go to law with thee, and take away thy coat, let him have thy cloak also.
5-41 And whosoever shall compel thee to go one mile, go with him two.

『目には目を、歯には歯を』と言われていたことは、あなたがたの聞いているところである。
しかし、わたしはあなたがたに言う。悪人に手向かうな。もし、だれかがあなたの右の頬を打つなら、
ほかの頬をも向けてやりなさい。
あなたを訴えて、下着を取ろうとする者には、上着をも与えなさい。
もし、だれかが、あなたをしいて一マイル行かせようとするなら、その人と共に二マイル行きなさい。

宣教題「敵味方を超えるために」
強者による弱者の支配・被支配関係は、内心としては対立関係を内包しており、敵味方の関係を創り出す。
自国民と外国人(異邦人)との関係も民族的な敵対関係を内包している。
出エジプト記の21章は、この対立関係をいかに小さくしていくかというテーマを追求しているといえる。
7年目の奴隷解放も、怪我をさせた奴隷の解放も同様のテーマに基づく。
「目には目を、歯には歯を」の報復規定は、どんどん膨れあがっていく報復感情を抑え、
「目には目以上の、歯には歯以上の報復をしてはならない」という規定に変わっていく。
イエスは、報復拡大を防ぎ、対立を小さくしていくための律法を踏まえながら、
対立する両者の壁を打ち砕いていくための大胆かつ困難な道を示している。
その一つが、右のほほを打たれたら左のほほを差し出せ。
下着に困ってあなたの下着を盗ろうとする者があれば、下着と上着を与えよ。
1マイル進むという行為をあなたに強制してくる者があれば、その者と一緒に2マイル進め、と。

相手のほほをひっぱたく行為の背景には相当の怒りをあなたに向けているに違いない。
ならば相手の怒りを受け止める姿勢を示せ。
下着を盗るほど困っている隣人ならば、下着と上着くらい分かち合え。
仕事や行為をあなたに強制する者あれば、強制する者と一緒に倍の仕事や行為を一緒に行え。
感情的な憎しみや貧富の格差や宗教的な偏見など、対立を深める要因は山ほどある。
が、対立の壁を低くし、やがて打ち砕いていくためには、
先ずしっかり接近し、相手の怒りを受け止めながら、理解し合うための努力を積み重ねなければならない、と
イエスは語っていると思われる。

○先週の出来事
堺市から東淀川教会に通ってこられていた間瀬絹代さんが、千里の方へ引っ越してこられます。本日午後引っ越し予定です。礼拝に通われる負担がかなり軽減されます。良かった。良かった。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です